2019.08.01 Thursday

休診のお知らせ

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    8/11〜/14は夏季休暇のため休診となります。

    ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。


    この期間は遠くには行きませんので、それなりに対応可能です。


    8/25(日)は、毎年恒例の獣医腎泌尿器学会へ出席するため、院長不在となります。



    9月は年に一度の休暇をとりますので、茅ヶ崎から離れます。皆さん具合悪くならないように、今から祈ってます(^ ^)




    2019.07.30 Tuesday

    猫 おしっこが出ない 膀胱結石 膀胱アトニー(膀胱弛緩)

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      最近は、尿管閉塞の話ばかりですが。

      今回は、オーソドックスな?膀胱結石による尿道閉塞から併発した病気の話です。

       

      ある日、飼い主さんが猫のRちゃんを連れて来院されました。

      「かかりつけの先生に、先生のところを紹介されて連れてきたんですけど」

       

      「???」

      経緯を詳しくお聞きすると、どうやら後輩の病院にかかっている様で。

      「おしっこが出ない」とのこと。

      それはやっぱり、うちに来ますよね。

       

      ってな感じで、後輩に連絡し飼い主さんの情報もきちんと得られ、早速診察。

      1410_kikuchi^ran==_03-30-2019 10_46_16_1-1.jpg

      レントゲンでも、膀胱パンパン。

      膀胱内に無数にある、細かな結石が尿道にバッチリ詰まっています。

      これじゃあ、おしっこも出ませんので、尿道内にカテーテルを挿入し開通。

      おしっこを抜いて、膀胱内も洗浄してできる限り結石を回収。

       

      それでもまだ詰まるので、手術により膀胱内の結石を取り除くことに。

      手術自体は、いつもの通り行ったのですが。

      今回のRちゃん、膀胱のコンディションがものすごく悪い。

      それは、乾燥したのし餅の様に硬く、ちゃんと収縮してくれません。

      「これは、参ったな・・・」

       

      とにかく手術の目的は結石の摘出ですので、素早く終わって無事に覚醒。

       

      その後経過を見てみたのですが・・・

      自分で言うのもなんですが、あんなに完璧に取り残さず摘出した結石が、4日後には再発。

      しかし、尿道に詰まる様子は、なし。

      でも、排尿困難。

       

      何度か、尿道造影もしてみるものの、詰まっている様子もなく。

      もちろんカテーテルもスムースに挿入可能。

       

      「こうなると、あの膀胱が原因だな」ってことになり。

      再度膀胱造影すると。

      縮まりません。膀胱はベッチャーっと形を残したまま。

      1410_kikuchi^ran==_05-06-2019 09_56_18_1-4.jpg

      これ、膀胱アトニーです。

      膀胱が弛緩してしまい、収縮する力を有していません。

      こうなると、尿道は開通していてもおしっこは、容量オーバーで押し出される様に出るのみ。

      しまいには、Rちゃんもおしっこするのを諦めてしまう様に。

       

      今度は、アトニーの治療です。

      アトニーの治療は、まずは1週間を目安に膀胱を収縮させたままにしておくことが有効です。

       

      なので、カテーテルを挿入しっぱなしで常にポタポタ。

      入院。お尻の周りは、おしっこでべちゃべちゃ。(気持ち悪いでしょうが仕方がありません)

      飼い主さんには「とにかくこれで様子を見ましょう!」

       

      と言って、預かった翌日。

      カテーテル抜けてます( ;  ; )

      カラーもして、カテーテルも短くして(いつもならこれでバッチリうまくいくのに)

       

      じゃあ今度は、カテーテル入れて飼い主さんの自宅で管理。

      やっぱり抜いちゃいます(T ^ T)

      飼い主さん曰く、Rちゃん、前足使って器用にカテーテルの先端を押し付けて自分で抜いちゃってます。

       

      その後何度かこのターンを繰り返し。

      飼い主さんも私もだいぶ疲れ果てたその時。

      「先生、オムツってどうなんでしょう?」と飼い主さんからの提案。

      「えー!オムツですか?!そりゃあ着けててくれるんならいいでしょうけど、カテーテルさえも気にするのに・・・」

      「でも、やってみましょう!とにかくなんでもやってみましょう」

       

      っと言うことで、カラーしてカテーテル入れてオムツして自宅で管理。

       

      するとどうでしょう!!!(ビフォーアフターみたいですが^^;)

       

      「先生!!!オムツいいみたい!!!全然問題ない!!!!」

      「ほんとですか!?いいならそのままいきましょう!!」

      飼い主さんと2人で大興奮。

       

      カテーテルは気になるのに、オムツは大丈夫。

      Rちゃんどんな神経してるのか?

      「普通オムツの方が気になるだろ」ってスタッフとも大盛り上がり。

       

      とにかく、オムツ作戦が功を奏し、カテーテル生活も1週間経過。

      併用していた膀胱を収縮させる内服薬と結石を溶かす食事とで、自力で排尿できる様になりました。

       

      その後も、内服薬を減薬して経過観察中ですが。排尿はしっかりと1日2回ペース。

      毎月来る飼い主さんの顔も笑顔。

      おしっこが出る様になったRちゃんも病院嫌そうですが、心なしか笑顔。

      1410_kikuchi^ran==_07-12-2019 16_28_31_1-1.jpg

      よかったです。

      長いこと獣医師やってますが、動物の気持ちって本当にわからないものです。

       

      おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

       

       

       

      2019.07.01 Monday

      猫の尿管結石(尿管閉塞) 水腎症が消えた その2 SUBシステム 手術

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        先月お伝えした、水腎症が消えたHちゃん。

         

        順調に経過したかと思ったら・・・

        1ヶ月後再発。

        消えた水腎症は、再び出現。

        そんなに甘い状態ではなかった様です。

        1.jpg

         

        前回のブログにも書いたとおり、飼い主さんも理解してくれていてすぐに手術。

        SUBシステムを設置。

        手術時間も1時間程度で無事に終了。

        1372_takenaka^hotate==_06-22-2019 21_20_24_1-1.jpg

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        腎臓に貯まっていた尿は、真っ赤っかの血尿。

        設置後その血尿は2−3日続きましたが、その後は綺麗なオシッコに。

        食欲も出てくれて一安心です。

         

        若干の問題はあるものの、順調に経過してくれています。

         

        今後は、SUBシステムの観察とともに右側の腎臓もみていかないといけません。

        まだ、5歳と若い子ですから長く生きてもらわないと困ります。

         

        猫の尿管閉塞、やっぱり大変な病気です。

         

        おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

         

         

        2019.06.01 Saturday

        猫の尿管結石(尿管閉塞) 水腎症が消えた

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          今回は?今回も?

           

          猫の尿管結石。

          やればやるほど奥が深いというか、いろいろなことが起こるというか...

           

          ペルシャのHちゃん。

          なんか食欲がなくて、

          吐くこともあるとのことで来院。

          この子も、以前の検査で腎臓内に結石があることはわかっていたので、すぐにエコー。

          1.jpg

          左の腎臓が、バッチリ水腎症です。

          尿管を追っていくと、腎盂から出てすぐに見えなくなっており、尿管炎を疑う所見。

          この時点では、結石による閉塞ではありませんでした。

           

          続けて行った血液検査では、腎臓の項目はほぼ正常に近い値。

           

          前回4月のブログに登場した、Gちゃんのことが頭によぎります。

          飼い主さんにも、「前回こんな症例がいたんですよ」なんて話しながら、

          「機能してなかったら摘出も考えなくてはいけませんね」なんて。

           

          こんなマニアックな病態が、2件も続くのか??なんて考えていても仕方がないので。

          今回は、IVP(静脈性尿路造影)を実施。

           

          しばらく待ってみると、左の腎臓、染まってきました!!!

          尿管閉塞は起きているものの、懸命に動いているようです。

           

          これなら!!

          通常の対応は、「腎瘻チューブ」尿管を休ませて経過観察。

           

          と言いたいところですが、当のHちゃん。

          めっちゃシャイボーイ。

          今回の検査も、最初のうちは唸りながらも我慢してくれていましたが。

          最後の最後に大ギレ!飛んでいっちゃいそうになり、みんなで必死に取り押さえる始末。

           

          これでは、入院のお世話に手がかかる腎瘻チューブの設置は困難。

          大暴れで抜けちゃった日には、目も当てられません。

           

          そんなわけで、飼い主さんももちろんそんな性格分かっているので、

          しばし、皮下点滴の継続と炎症を抑える内科治療で様子を見ることに。

           

          が、そんなに甘くないのが猫の尿管閉塞。

          終いには、腎臓内にあった結石までコロコロっと落ちてきて。

          水腎症も立派な感じに。

          2.jpg

          ここまでくると、飼い主さんとも随分と話し合ってきてるので、お互いの意思疎通もOK。

          「SUBシステムにしましょ」

          「そうですね、それが良さそうですからお願いします」

          「じゃあ明日準備してやりましょう」

           

          そして当日。

          Hちゃん、案の定お怒り気味。

          ここはもう麻酔をかけて、さあ手術。

           

          っと、毛刈りするその前に

          「念のため腎臓みておこう!」

          「エコー用意して!」

          とスタッフに一声。

          麻酔がかかって寝ているので大急ぎで当てなくても大丈夫。

          なんて、思う間も無く。

           

          あれ!?こっちの腎臓だったよね!?

          まさに2度見

          3.jpg

          それは2度見するまでも無く。

          水腎症改善しています!!

           

          昨日は石まで詰まってたのに、結石は腎臓内に戻り。

          水腎症改善してます。(2回言っちゃってます)

          同じ腎臓とは思えません。

           

          こうなると、手術できません、というかやる必要ありません。

          「直前のチェックって大切だな」と改めて痛感。

          麻酔を覚めさせつつ、飼い主さんに連絡。

           

          「治っちゃってます。手術必要ありません」

          「え?!手術しないんですか?」っと飼い主さんしばし困惑。

           

          覚醒後改めてきてもらい、一緒にエコー検査。

          「ほら、治っちゃってるんです」

          「ほんとだ!!手術しないんだ・・・しない方がいいんですよね?!」

          この感じ無理もありません。

           

          「しない方がいいんです」

          「でも、再発すると思いますから、タイミング見て次はシャッとSUB入れましょう」

          「で、す、ね・・・わかりました」

          この感じ・・・気持ちはわかりますが。

           

          「私自身も、こんなことが起こるなんて。思ってもみませんでしたよー!!」

          「まあ、でも良かったですね先生!!」

           

          なんて、最後はみんなで笑顔。

          Hちゃんもちょっと笑顔?さては、気合いで治したのでしょうか??

           

          違います。尿管は、蠕動運動をしているので、逆蠕動により結石が戻ったのでしょう。

           

          毎回思いますが、こんなことやってるといろいろな経験ができます。

          今回みたいにうまく治ってくれる子ばかりがいいです。

           

          おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

          2019.05.10 Friday

          NEW HOMEPAGE !!!!

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            当院のホームページがリニューアルされました。

            みなさん一度ご覧ください。

            明るく、見易くなったと思います。

             

             

            P.S.

            自分の写真を見ると、歳とった感じがします・・・

             

            おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

             

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