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2015.07.02 Thursday

トイプードル 外傷性膝蓋骨内方脱臼 手術

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     「膝蓋骨内方脱臼」
    膝のお皿が本来あるはずの正常な位置ではなく、膝の内側に脱臼してしまう病気です。
    小型犬には非常に多く、病態によっては慢性的な痛み、
    違和感による間欠的な跛行(スキップ)、足をを伸ばすような仕草などが見られ、
    ひどくなれば二次的な関節炎や靭帯の損傷などの発症リスクも高まります。

    以前のブログにも書いたように、矯正するためには外科手術が必要となってきます。
    http://okubo-vet.jugem.jp/?eid=865507 http://okubo-vet.jugem.jp/?eid=865517

    今回は、1歳になるトイプードルのPちゃん。
    子犬の頃から診させてもらっているのですが・・・

    ある日のこと、
    「散歩して遊んでいたら、突然キャンと鳴いて足を着かなくなっちゃったんです!!」

    早速問題の足を触ってみると、
    明らかに膝蓋骨がパカパカに脱臼してしまいます
    以前はほとんど外れることはなかったのですが、全く別もの膝の状態になっていました。


    「外傷性の膝蓋骨内方脱臼」
    お恥ずかしながらこのような経験がなかったもので、「それにしてもこんなことって起るのか?!」と悩みましたが
    もともと外れやすかった状態の膝に
    何らかの力が加わって、膝蓋骨を左右で支えている靭帯が伸びてしまったのでしょう。
    (その後、整形外科の専門医に聞いたところ「そういうことありますよ」との回答でした)

    とはいえ、まずは今の痛みをとってあげなくてはいけません。
    確かに膝蓋骨はおもいっきり外れていますが、
    それだけで足を挙上(全く着地させないこと)してしまうことはまずあり得ませんので、
    手術をするにしても状態が安定してからで十分です。(逆に、挙上の原因を治めないと手術には踏み切れません)

    待つこと数日、痛みもとれて足も使えるようになりました。が、やはり膝蓋骨は脱臼してしまいます。
    しかも脱臼すると若干腰が下がる感じにショボン これでは今後に影響が出ますのでやはり手術で矯正しないといけません。

    飼い主さんも理解していただき、手術を実施。

    術後に少し問題は起きましたが、膝の状態も良好手 
    Pちゃんも元気に走り回っています。

    動物相手のこの仕事、まあいろいろなことが起きます。
    しかも獣医師は全ての科に精通していなくてはいけません。(専門馬鹿にはなりたくありません)
    勉強、勉強。

    おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com
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