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2015.05.13 Wednesday

「歩けてる!!」 椎間板ヘルニアのコーギー

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    かれこれ1年近く前の話です。

    子犬の頃から診ているコーギーのPちゃん。
    ある日突然、後足の麻痺により腰がたたなくなりました0口0

    検査の結果から、椎間板ヘルニアが最も疑わしく即日入院。
    自力での排尿もできず、内科治療を試すものの著しい効果は見られません。。。

    そこで、診断のためにMRIを撮影してきてもらうと
    やはり「椎間板ヘルニア」
    がっつり、神経が押されています。

    正直、椎間板ヘルニアの手術はやってみないと分かりません、すべての症例でまた歩けるようになるかは??
    ただ中型犬ということもあり、排尿も自力でできないとなると今後の介護も一段と負担がかかってきます。

    飼い主さんと相談の結果「よろしくお願いします」とのお返事。

    早速準備をして手術
    いざ、背骨を開けてみると・・・
    「よく見る椎間板物質とはなんか違う!?確かに少し神経を圧迫してるのですが??」
    とにかく、圧迫物質はすべて取り除き減圧もして終了。

    やれるだけのことはやって、術後は内科療法を徹底的に、後は祈るのみ 
    「改善しますように!!」矢印上

    その後すぐに、自力での排尿はできるようになったものの・・・
    改善のスピードはものすごくゆっくり、
    イヌ用の車椅子を使いながら長いこと起立困難の状態が続きました。

    そんなPちゃん、
    もうそろそろ冬も終わりな頃、家の窓から通りを見ていると。

    「おっPちゃん、いつもの散歩ね」
    「今日の感じはどうかな??」
    「あれ!?」
    一瞬目を疑いましたが、いつも着いてるあれがありません。

    急いで階段を下りて病院の玄関へ
    「歩いてるじゃん!!」
    「そうなんですよ先生、見て見て!!』

    もうそれは、幼い頃見ていたアニメ、アルプスの山でのあのシーン。
    俗に言う「KRRが立った!!」状態 泣

    しばし、スタッフ一同病院前で飼い主さんとひとしきり盛り上がるなか
    当のPちゃんはというと素知らぬ顔。

    その後自慢げに町内1周の旅に出かけていきました。

    獣医にできることは手助けにすぎません。
    ここまで長かったですが、飼い主さんの献身的な介護とPちゃんの生命力というか回復力に拍手です。

    P.S.
    いいか悪いか微妙だけど、ダイエットもできてよかったね。




    写真は、先日来院したときに撮影したものです。
    病院の床は衛生面の関係でちょっと滑る材質なのですが・・・ちゃんと歩けてるねぇ手

    おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com
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