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2016.12.09 Friday

猫 慢性尿管炎による尿管閉塞 尿管転植術 その2

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    さあ本番です。

     

    まずはレントゲン。

    左の腎臓は萎縮・・・機能が期待できません。

    右の腎臓は腫大。しかしいつも見るような結石の存在はありません。

     

    エコーで見てみると、腎臓内にも尿管内にも閉塞物はちらほらあるのですが、石ではなさそうです。

    問題の右尿管をたどっていくと・・・膀胱までしっかり太く、流れが悪くなっています。

     

    現時点では閉塞の原因は定かではありませんが、今回の急性腎障害は、

    右の腎臓および尿管に起きた閉塞が問題となっていることが分かりました。

     

    そうと分かれば、まずは尿流の確保が最優先です。

    お決まりのようになっている感もありますが、全身麻酔をかけて腎瘻チューブの設置です。

     

    開腹しての腎瘻チューブの設置はそれなりのリスクとなりますが、

    安全にチューブの設置が出来ること、尿管や腎臓を直接見れることなどメリットも大きいです。

     

    麻酔をかけて開腹。

    さあ尿管はどうなっているのか?

    「!!!」

    膀胱に入る直前で精索(精巣に付属する部分)が絡み付き、絹糸と思われる糸も発見。

    これか!!!

    拘束されている尿管は炎症によりものすごい色になっています。(写真は白黒なので分かりづらいと思います)

    去勢の手術は十数年前。

    その当時は絹糸だよなァ(今ではまず使いませんが)とか考えつつ。

    長年絡み付き尿管の流れを悪くさせていた精索と絹糸を切除。

    合わせて腎瘻チューブの設置を行い、第一段階は終了。

     

    麻酔の影響も最小限で、翌日より食欲も出始めました。

    あんなに高かった血液検査の数値もグッと下がり、腎瘻からの排尿もたくさん出ます。

     

    これは期待できます!!

     

    最終段階の話はその3で。。。。

     

    おおくぼ動物病院 www.okubo-vet.com

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